ポッさんの読書散歩

読書はきっかけ。そして動きだす。日常とつながる読書日記。ときどき雑記。

『そして誰もいなくなった』アガサクリスティ【海外ミステリ】



『そして誰もいなくなった』




ミステリー小説など、全くと言っていいほど読んでいなかった僕でも、聞いたことのあるタイトル。そして、アガサクリスティという女性作家の存在もそうだ。


つまり、『アガサクリスティ』と言えば『そして誰もいなくなった』だったし、『そして誰もいなくなった』と言えば『アガサクリスティ』だった。あくまでも、僕にとっては。


なので、ミステリー小説をこれから色々読んでいこうと思い立って、まずこれを手に取ったのは自然の流れだったのではないかと思う。


まあ、面白そうなミステリー小説がいっぱいありすぎて、結構悩んだのだけれど、やっぱりこれかな。という感じ。


ということで、僕のミステリー成長記は、アガサクリスティの『そして誰もいなくなった』から始まる。正確に言えば、ここがスタートではないけれども、まあ、便宜的にさ。過去に読んだ作品を無視するわけではございませぬ。


アガサクリスティ


ということで。まずは、アガサクリスティについて軽く。



アガサ・メアリ・クラリッサ・クリスティ。1890年イギリス生まれ。1920年『スタイルズ荘の怪事件』で推理作家としてデビュー。以降、著作多数。1976年死去。



アガサクリスティの作品で、僕が知っていたのは、『オリエント急行の殺人』(1934年)『ABC殺人事件』(1936年)『そして誰もいなくなった』(1939年)。かな。



約80年も前か。それほど前に書かれたお話を、今読んでも面白いと感じるのだからすごいね。


このブログを、80年後にも読んでくれる人はいるのだろうか。まあ、いないだろう。笑


そう。いずれ僕のブログを読む人は、誰もいなくなるのだろうけれど、アガサクリスティの作品を読む人は決していなくならないのだろう。


この世界に、誰もいなくならない限りは。

そして誰もいなくなった


この世界に人間がいなくなるなんて、想像もできないけれど、ひとつの孤島に集まった、たった10人でさえ、みんないなくなるなんて考えられない。


けれども、この『そして誰もいなくなった』では、まさにそれが現実となる。


ある人物によって、孤島に集められた10人が、ある童謡になぞらえて、ひとり、またひとりと何者かによって殺されていく。


そして、最後には。そう。誰もいなくなる。


誰が。どうやって。なんて考えながら読んでいたんだけれど、気づいたら本当に誰もいなくなっちゃった。え?このまま終わるの?って思った。


そんなわけはなかった。笑


最後には、頭の出来の悪い僕でも、「ああ、そういうことだったのか」と納得できる解答が提示された。ほっ。


そもそもの物語の進め方が、とても上手で読みやすく、ページをめくる手が止まらない。ただ、登場人物の名前を覚えられず、ページを戻る手も止められない。笑


覚えてからは一気に読めたけれども。


孤島に閉じ込められ、そこで周りの人間が殺されていく、なんて状況を想像すると、とても恐ろしいのだけれど、この小説は良い意味でそれをあまり感じさせない。やはりミステリー小説はエンターテイメントで、単純に楽しめるのがいいのだろうなと思う。そこにある謎を楽しむというか。


『そして誰もいなくなった』を読み終え、次も読み終え、今3冊目を読んでいるのだけれど、アガサクリスティの作品は、きっとそういう、単純に謎を楽しめるものが多いのではないかなと、勝手に想像している。


レジェンド。ミステリーの女王、アガサクリスティ。やはり、ミステリー初心者が読むには、これ以上ない作家さんだと思う。もちろん、上級者だろうと同じなのだろうけれど。


これから様々な推理作家の作品を読み続けていって、改めてアガサクリスティの作品をどう感じるのか。これもまた楽しみである。


まあ、当分はアガサクリスティの作品を読み続けるのかな。と思う。


さてと。今日もお風呂に浸かりながら、アガサクリスティ作品を楽しむとするかな。ちなみに2冊目に選んだ『アクロイド殺し』を読み終え、3冊目は『オリエント急行の殺人』を読んでいる。



のぼせないようにしないと。